Saturday, December 09, 2006

拍子抜け

先週はえらく寒くて、一番寒いときは気温が零下38度まで下がった。11月でもうこの寒さなら、これから先が思いやられると思いながらも、これまで経験したことがない寒さだったので「もっと寒くなると面白いぞ」という気分がなかったといえば嘘になる。ところがその後暖かくなって、今週は零度前後で気温が推移している。そうなると、なんとなく拍子抜けした気分になったのは妙である。

通勤で乗る電車はエドモントン市の中心を流れるサスカチュワン川の上の鉄橋を渡っていくので、毎朝川面の状況を観察している。2週間ほど前に気温が大きく下がったときは川面全体が氷結していたのだが、今週のはじめあたりから部分的に氷が解けはじめて水の流れが見えはじめ、毎日流れが見える部分が大きくなってきている。

どんなに寒くなっても家屋やオフィスなどの建物の中や乗り物の中は暖房がきいていて、屋外の寒気にさらされる時間はごくわずかなので、気温がいくら下がろうと現実的にはほとんど痛痒は感じない。拍子抜けした気分になる所以である。

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