Sunday, December 31, 2006

おせち作り

12月30日の夜、1時ちょっと前、ということは実際にはもうすでに大晦日になっているわけですが、台所でおせちを作りながらこれを書いています。 おせちを自分で作り始めたのはオーストラリアのシドニーにいたころだから、かれこれ12年ほど前のことです。インドネシアで3年過ごした後、オーストラリアで1年を経て、おそらく今後もずっと自分は海外で正月を迎え続けるのだろうなと考えはじめたのがきっかけでした。そのうち日本に帰るのなら何年かおせちを抜いてもいいけれど、あまり日本で正月を迎えることが期待できないと思ったとき、自分でおせちを作らなければいけないという妙な強迫観念にとりつかれてしまったのでした。

昨日、食材の買出しに行って、きょうの午後、作り始めました。大根と人参のなます、酢ばす、きんぴらごぼう、栗きんとん(栗とサツマイモのきんとん)、里芋の煮っころがし、と作って、今、黒豆と白豆を煮ているところです。明日は、昆布巻き、煮しめ、筑前煮/うま煮、五目寿司の具、を作ります。正月二日に日本語教育関係の友人知人をよんでいるので、腹をふくらませてもらうために五目寿司も我が家では正月の定番メニューになっています。

豆は昨日の夜から水に漬しておいたのを1時間半ぐらい前からにはじめました。白豆はようやくやわらかくなってきたので、今(午前1時10分)砂糖を投入しました。黒豆はまだかたいので、もう少し我慢して起きていなければならないようです。 このほかに、雑煮、伊達巻き、紅白のかまぼこ、鮭の刺身、などが正月の食卓を飾ることになっています。

それでは、 よいお年を。

Saturday, December 09, 2006

拍子抜け

先週はえらく寒くて、一番寒いときは気温が零下38度まで下がった。11月でもうこの寒さなら、これから先が思いやられると思いながらも、これまで経験したことがない寒さだったので「もっと寒くなると面白いぞ」という気分がなかったといえば嘘になる。ところがその後暖かくなって、今週は零度前後で気温が推移している。そうなると、なんとなく拍子抜けした気分になったのは妙である。

通勤で乗る電車はエドモントン市の中心を流れるサスカチュワン川の上の鉄橋を渡っていくので、毎朝川面の状況を観察している。2週間ほど前に気温が大きく下がったときは川面全体が氷結していたのだが、今週のはじめあたりから部分的に氷が解けはじめて水の流れが見えはじめ、毎日流れが見える部分が大きくなってきている。

どんなに寒くなっても家屋やオフィスなどの建物の中や乗り物の中は暖房がきいていて、屋外の寒気にさらされる時間はごくわずかなので、気温がいくら下がろうと現実的にはほとんど痛痒は感じない。拍子抜けした気分になる所以である。